【Django入門2】Djangoのインストールとプロジェクト作成｜開発環境の準備と設定

開発環境の準備

Djangoを始めるには、まずいくつかのツールをインストールする必要があります。

公式サイトからPythonをダウンロードし、インストールします。
ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してインストールを確認します： python --version 正常にインストールされていれば、バージョン情報が表示されます。

Pythonをインストールすると、通常pipも一緒にインストールされます。確認するには：

pip --version

仮想環境を使うことで、他のプロジェクトに影響を与えずに開発できます。

仮想環境を作成するには、以下のコマンドを実行します： python -m venv myenv
仮想環境を有効にします：
- Windows: myenv\Scripts\activate
- macOS/Linux: source myenv/bin/activate

Djangoをインストールするには、仮想環境が有効な状態で次のコマンドを実行します：

pip install django

Djangoが正常にインストールされたかを確認するには：

django-admin --version

このコマンドでDjangoのバージョンが表示されれば、インストールは成功です。

Djangoプロジェクトは、複数のファイルとディレクトリで構成されます。はじめにプロジェクトの親ディレクトリを作成します。

以下のようなディレクトリ構成が自動で生成されます：

myproject/
    manage.py
    myproject/
        __init__.py
        settings.py
        urls.py
        asgi.py
        wsgi.py

Djangoには簡単に使える開発用サーバが用意されています。これを使えば、すぐにブラウザでアプリケーションの動作を確認できます。

ブラウザでURLにアクセスすると、Djangoのデフォルトのウェルカムページが表示されれば成功です。

Djangoでは、1つのプロジェクト内に複数のアプリケーションを作成できます。アプリケーションとは、特定の機能（例: ユーザー認証、ブログ記事管理など）を担当するモジュールのことです。

以下のようなディレクトリ構成が作成されます：

myapp/
    __init__.py
    admin.py
    apps.py
    models.py
    tests.py
    views.py

Djangoのインストールからプロジェクト作成、開発サーバの起動までの基本的な流れを説明しました。これで、Webアプリケーションの開発を始める準備が整いました。